東京二期会ニューウェーブ・オペラ劇場『セルセ』
『セルセ』無事全員で終演致しました。 このような状況の中ご来場くださったお客様に心から感謝致しております。 当たり前に愛してきた人・物・事の正体を見つめ直す、愛し直す一年でした。世の中も私自身も。オンブラマイフを聴くと蘇る心地良さを〈歌・ダンス〉に分けることなく〈人と人〉で表現する、それがセルセの原点でした。
「これは歌、これはダンス、これは演技」と分けることなく「良い」と思った表現に挑戦し続けてくれた歌手とダンサーの皆の全力のおかげで実現出来ました。
振付でオペラに関わることはあったものの、演出という得体の知れない責任に「血を吐くほど大変かも…」と怯えていました。 それが…実際に稽古が始まって昨日まで、想像をずーーーーーーっと超えるほど物凄く楽しかったです!!! 関わる全ての方々が、凄まじい努力をしてくださったからです。
歌手&ダンサーと共に完走してくださった方々が最強でした。
突拍子もない提案を音楽と楽しく美しく融合させてくださる秀美さん、私の脳内を通訳して実現を目指してくれる根本さん、サーーーッとどこでも駆け回りいつの間にか任務を完了している演出助手の根岸さん、笑っちゃうような面白いアレンジを超絶技巧で隙あらば差し込んでくるチェンバロ上尾さん、がっしり作品を支えてくださる〈Ms.プラタナスの根っこ〉こちらもチェンバロの福間さん(教えてくれる豆知識も面白い)、ciao!と現れるたび「そうだイタリア語のオペラ創ってるんだった(EXILEとか手紙とか色々あって時々忘れていた)」と思い出させてくれる言語指導のフラヴィオさん。そして共に舞台の全てをまとめてくれた舞台監督ヒロシさんたち。
最強で最高だったな、としみじみ思います。皆様のおかげで血を吐かずに済みました。
自分の限界を超えて、歌声も身体も、存在の全てを使い果たして生み出す舞台を創りたい一心でした。それが今一番必要な芸術だと思っていました。お客様に届いたと、信じております。
また成長して、お目に掛かれたらと思っています。
支えてくださった方々、気にかけてくださった方々、本当にありがとうございます!
公演詳細
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